注文住宅の内覧会チェックリスト!失敗しない確認術!

注文住宅の内覧会チェックリスト!失敗しない確認術!

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注文住宅の施工が全て終了して完成すれば引き渡しとなりますが、その前に新築住宅のお披露目会とも言える「内覧会」が行われます。
この内覧会はただ完成した注文住宅を見学するのではなく、設計通りに正しく建てられているか、設備や構造に瑕疵がないかを確認する「竣工検査」でもあるのです。なので、内覧会で瑕疵が見当たれば引き渡す前に修繕してもらう必要があるので、チェックリストを作成してしっかり確認するようにしましょう。

今回は、内覧会のチェックリストや持っていくと良いものなどをご紹介します。

注文住宅に内覧会で持っていく良いものとは?


内覧会は注文住宅の設備や不具合を確認するための検査となるので、家の状態を確認する際にあると便利なものがいくつかあります。
ハウスメーカーや工務店などが独自で用意している場合もありますが、できる限り自分達で用意していると安心です。
まずは内覧会にも持っていくと良いものをご紹介します。

・図面

契約時に渡された図面どおりに施工されてあるか確認するために、図面は必ず持っていくようにしましょう。また、内覧会を実施する前に図面や他の資料にしっかり目を通しておくと、確実にチェックしたいところや質問したいことを考えやすくなるので、漏らすことなく確認することができます。

・デジカメ

帰宅後も注文住宅の様子を再確認できるように、デジカメを持参して隅々まで撮影してみましょう。写真を残すことで家具や家電のレイアウトを考えたり、見直したりする際に便利です。
また、不具合や気になる部分を撮影しておけば、修繕を求める時に活用できます。

・メジャー

図面のみで注文住宅の全貌を把握することはできません。

天井高や間口の広さ、収納スペースのサイズなどを確認する際にメジャーは便利な道具です。しっかり測定を行い、配置する予定だった家具のサイズが合わないということを回避しましょう。新しく家具を買う予定の方も家具の配置を考える際に役立ちます。

・水平器

サッシや建具の立て付けを確認する際は、ホームセンターでも購入できる水平器があると便利でしょう。新築の段階でサッシや建具などが歪んでいると気密性や断熱性が低下したり、建具の開閉がしにくかったりなど様々な不具合が出てくる可能性があります。目では確認しにくいところも多いので、水平器を使って細かく確認しましょう。

・ビー玉

地盤が緩い土地では注文住宅が水平に保たれず、傾いてしまう場合があります。家の傾きを放置すると家の強度が弱まったり、不具合が発生したりするだけではなく、平衡感覚が狂ってしまうため健康被害にも影響を与えてしまうでしょう。部屋の中央にビー玉を置いた時、自然に転がってしまう場合は転がった方向に向かって家が傾いている可能性があります。

・懐中電灯

収納スペースや床下など暗くなりやすい部分をしっかり見る時に、懐中電灯は必須アイテムです。また、内覧会を遅い時間に行う際も懐中電灯があればスムーズにチェックできるので準備しておきましょう。

・文房具

付箋やメモ帳、ペンなどの文房具も持参しましょう。チェックリストにチェックを入れる際はもちろん、気になった部分は付箋やメモ帳に書き留めておくことをおすすめします。

注文住宅の内覧会のチェックリスト

注文住宅の内覧会チェックリスト!失敗しない確認術!2

注文住宅の内覧をする際は、確認するべき事項を全て確認できるようにチェックリスト作成し、持参するようにしましょう。
チェック項目はたくさんあるので、部屋ごとに分けて用意しておくと混乱しないのでおすすめです。
では、注文住宅の内覧会ではどこをチェックすればいいのか、チェックリストのポイントをご紹介しましょう。

・外観のチェックリスト

家の顔とも言える外観の状態は建物の周りを一周し、以下のポイントでチェックリストを作成して確認してみましょう。
・外溝工事が中途半端に終わっていないか
・外壁にひび割れやタイルの浮きなどがないか
・打ち合わせで説明された色合いやデザインになっているか
・建物の基礎部分に不具合がないか
・隣家との境界線がはっきりしているか
・建物の一部が隣家に越境していないか
外観をチェックする際は、隣接している住民と一緒に確認することをおすすめします。境界線や越境などはトラブルが起きやすいので、事前に確認してもらうと後々トラブルを回避できるでしょう。外壁や構造の状態は素人では正確な判断が難しいので、可能であれば建築士やホームインスペクターといった専門家に同行してもらうようにしましょう。

・図面と照合する際のチェックリスト

図面と実際の注文住宅を照合させることで、契約した図面どおりに施工されているか確認することが可能です。
実際の仕上がりと図面に相違点はないか次のチェックリストを確認していきましょう。
・間取りが図面と同じであるか
・寸法に間違いはないか
・キッチンやトイレ、バスなどの設備が図面や契約どおりか
・材質や色合いに間違いはないか
オプションで設備を追加している場合は、その設備も全て設置されているかどうかも確認してください。

・室内のチェックリスト

新築は傷がない状態が前提であるため、室内を内覧する際は傷や汚れ、破損はないか細かくチェックしていきましょう。また、図面どおりに完成していても、動作の不具合は実際に動かしてみないと分からないので、正常に動作するか内覧会で確認してください。

室内のチェックリストは以下の項目に注目してみましょう。
・開口部の開閉がスムーズであるか
・開口部の開く方向に間違いはないか
・壁や窓、収納の大きさ、位置に間違いはないか
・壁に汚れていたり、継ぎ目が目立ったりしていないか
・床と壁がきちんと垂直に保たれているか
・床や階段が水平に保たれているか
・歩いてみて床や階段が軋んだり、変な音がしていたりしないか
・床下や屋根裏内部、点検口などにゴミが残されていたり、不具合があったりしないか
・水まわりの設備でしっかり水が出て、流れているか
・水漏れを起こしていないか
・コンセントなどが通電しているかどうか

この他にも室内でチェックしたいことはあれば、チェックリストに加えていきましょう。室内を確認する時は見る手順を決めておくと、冷静に確認作業が行えるので見落としを防ぐことが可能です。
内覧は玄関から左手の部屋と時計周りに進めていくのが一般的です。最初は床からチェックし、次に壁、天井という流れが良いでしょう。

内覧会で瑕疵を見つけたらすぐに指摘すること

上記のチェックリストを元に内覧会を行い、もし瑕疵が見つかったらすぐにハウスメーカーや工務店に指摘して修繕してもらってください。
注文住宅の内覧会チェックリスト!失敗しない確認術!3
引き渡し後に発覚すると相手側の過失であるか明確に判断することが難しく、トラブルになるケースは少なくありません。
せっかく時間やお金をかけて完成させた注文住宅なので、納得の仕上がりを実現するためにもしっかり確認して、必要であれば時間をかけてでも直してもらうようにしましょう。修繕が必要になった際は修繕が終わった時点で確認し、問題がなければいよいよ引き渡しになります。

注文住宅の内覧会でどこをチェックするか把握していないと、漠然と説明を聞いて眺めるだけの状態となり、瑕疵を見つけることが難しくなります。
引き渡し後の指摘はトラブルを招く恐れがあるので、相手側の過失が認められる段階で解決することが望ましいです。
不具合の放置は今後の生活にも影響を与えます。ご紹介したポイントを参考にチェックリストを作成し、内覧会は漏れなく確認していきましょう。

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