知らないと損をする!?注文住宅の完成見学会に参加する際のマナーとは
完成見学会に参加するときは、「他人の新居を見せてもらっている」ことを忘れずに、マナーを守った振る舞いを心がけましょう。
施主の気分を害するような行動や言動を取ると、施主からハウスメーカーへクレームが入る可能性もあります。クレームが原因となり、ハウスメーカーへ施工を依頼したときに応対のレベルが下がったり、完成見学会をさせてもらった住宅がご近所さんになったりすれば、損をするのは自分です。
そんな事態を招かないためにも、覚えておきたい完成見学会のマナーをご紹介します。
この記事の目次
完成見学会に参加するときの注意点
参加するなら事前予約を忘れずに
複数のモデルハウスが集まっている住宅展示場では、事前予約なしで見学できる場合が多いです。しかし、注文住宅の完成見学会は、たいていの場合、事前予約制になっています。
事前予約が必要な完成見学会に予約なしで飛び込み参加するのは、ハウスメーカーの担当者にほかの参加者にも迷惑をかけてしまう行為です。完成見学会に参加する際は、忘れずに事前予約を行いましょう。
子どもを連れていく場合は目を離さない
遊び盛りの子どもと一緒に完成見学会に参加する場合、見学が終わるまで子どもと手をつないでおくか、抱っこしておくことをおすすめします。
見慣れない新築の家に子どもたちのテンションが上がり、かくれんぼや追いかけっこが始まった結果、家を壊したり汚したりすれば、問題になります。
また、完成見学会そのものは子供の興味を引くようなイベントではありません。大人しい子供でも、両親が難しい話をしているうちに飽きてしまい、ぐずって見学できなくなってしまう可能性もあります。子供の性格ややんちゃ具合に合わせて、見学の最中だけ子供を預かってもらったり、つきっきりで面倒を見たりしてトラブルを起こさないよう注意しましょう。
新居の中は飲食厳禁
完成見学会は、飲食厳禁です。
食べ物や飲み物を持ち込むと、こぼしたり汚したりする可能性があるため、基本的に飲食物は持ち込まないようにしましょう。コーヒーを片手に見学をしている最中、転んで新居のカーペットや壁にぶちまけてしまうようなことになったら、大きな迷惑をかけてしまいます。
荷物はできるだけコンパクトにまとめよう
バックパックのような大きなカバンは、すれ違うときに壁をこすったり、人にぶつけたりしやすいのでなるべく避けましょう。また、カバンや財布にキーホルダー等をつけていたり、カバンの補強に金属が使われていたりする場合も要注意。
おすすめのカバンは、最低限の資料や貴重品が入るショルダーバッグです。肩掛けタイプのカバンなら、荷物を体の前で抱えられますし、手提げタイプと違って落としてしまう心配もありません。
壁や床を傷つけないよう注意する
たとえ不注意であっても、新居を汚したり傷つけたりするのはご法度です。
注文住宅の完成見学会では、新居を保護するためにスリッパと手袋を着用して見学するのが一般的。基本的にハウスメーカー側が用意をしてくれますが、用意されていなかったときのことを考えて、使い捨てのスリッパや手袋をカバンに忍ばせておきましょう。
完成見学会が始まる前にトイレを済ませておく
完成見学会の会場は、あくまでも他人の住まいです。
施主でさえ使っていない新居のトイレを見学者が借りるのは、マナー的に問題があります。そもそもトイレを貸していないケースも多いので、トイレは事前に済ませておきましょう。また、完成見学会は住宅地で行われることが多いので、駅などでトイレのある場所を確認しておくことも大切です。
施主が気分を害するようなコメントはNG
・土地が狭い
・デザインが気に入らない
・間取りが使いづらい
など、施主が聞いたら気分を害するようなコメントは控えましょう。
完成見学会は、施主の善意で開催されています。好みではないと感じても、口に出さずにおくのが大人の対応です。気に入らない部分がある場合は、自分ならどうしたいのか考えたり、仕様変更する場合いくらかかるのかを担当者に質問したりしましょう。
施主にひとこと断ってから撮影する
「住宅の構造を他人に知られる」ことを、防犯上嫌がる施主もいます。
スマートフォンの普及によって、誰でも手軽に高画質の写真を撮影できるようになりましたが、本来、新居の間取りはプライベートな情報です。注文住宅を撮影するときは、施主や担当者に撮影しても問題ないか確認しましょう。
完成見学会で撮った写真や間取りの情報をSNSなどにアップしない
写真撮影をする際にひとこと断りを入れること以上に気をつけたいのが、「撮った写真をSNSなどにアップロードしない」こと。世の中、情報を悪用しようとする人間はどこで情報収集をしているかわかりません。不用意にアップした写真から空き巣や強盗が住宅の間取りを把握し、見学させてもらった家を狙う可能性もあるので注意しましょう。
完成見学会で知った住宅内部の情報は友人・知人に話さない
写真だけでなく、完成見学会で見知った情報も原則他人には話さないようにしましょう。新居のことを顔も名前も知らない人が知っている状況を、うれしいと感じる施主はいません。雑談の最中にいまひとつだった部分を口にしてしまった結果、回り回って施主に言ったことを知られてしまう可能性もあるのです。
完成見学会で得た情報は、家族の間で家づくりの相談をするときと、ハウスメーカーに相談するときだけ話題にしましょう。
重点的にチェックしたい場所を決めておく
完成見学会では、見学できる時間が限られています。参加人数によって施主やハウスメーカーの担当者へ質問できる時間にも上限があるため、事前にどこを重点的に見学したいのか決めておきましょう。優先順位の高い順に見ていけば、時間が足りなくなっても知りたかった最低限の情報はゲットできます。
まとめ
注文住宅の完成見学会に参加するときは、
・汚さない
・傷つけない
・間取り情報等を他人へ話さない
といったマナーを守りましょう。
トラブルを起こすと、謝罪などで見学の時間を無駄にしてしまうことにもなります。
完成見学会は、モデルハウスの見学とは違った体験ができるチャンス。貴重なチャンスを活かして、施主の注文住宅をマイホームの参考にさせてもらいましょう。
サイト内でも各地の完成見学会情報を記載しています。
ご自身で気になる完成見学会があればサイト内に掲載している完成見学会イベントを申し込まれてみてはいかがでしょうか?
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