アイ工務店の標準仕様・価格を徹底解説!値引き交渉はできるの?口コミ評判は大丈夫??

本記事においては、取材費用及びアフィリエイト等の広告収入をいただいた上で掲載しています。

住宅業界で一時期、衰退傾向にあった「戸建て」業界ですが、実はコロナ情勢により徐々に需要が高まっています。在宅で仕事をする方が増え、家に対する価値が上ってきたということでしょう。

今回紹介するアイ工務店は、木造軸組工法によるローコスト~ハイグレードな住宅を取り扱っている企業です。ほぼ全国的に事業を広げている工務店なので、既にお願いしようかどうか迷われている方もいるかもしれません。

そこで、この記事ではアイ工務店の「価格帯・標準仕様のことが知りたい」「アイ工務店に頼んで大丈夫?」など、皆さんの気になる疑問を解説していきます。

アイ工務店で家を建てたい・注文住宅の相場が知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

アイ工務店とはどんな会社?価格帯も解説

まず、アイ工務店がどんな会社なのか見ていきましょう。また、坪数による本体価格も一例として紹介していきますので、家を建てる際の目安にしてみてください。

 

会社概要

設立:2010年7月13日
従業員:995名(2021年10月現在)
資本金:1億円
本社所在地:大阪市中央区心斎橋筋1-9-17 エトワール心斎橋9F
許可:建設業許可 国土交通大臣 (特‐2)第23876号
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(2)第8277号

比較的新しい会社ですが、大阪をはじめ関西一円、中国、四国、九州、北陸、東海、関東、北関東と、幅広い地域で事業を展開している工務店です。1万件を超える取引実績や前期の依頼数が4000棟を超えるなど、今も着々とその名を広げています。

また、事業所は全国に31ヶ所、展示場に至っては全国で100ヶ所以上と非常に多いのが特徴です。構造見学会や新築発表会も定期的に行っているので、近場にある人は直接行ってみるのも良いでしょう。

アイ工務店では顧客の要望に応えることはもちろん「自分が住むなら…」という観点で、住まいづくりの提案をしてくれるのが魅力です。設立からまだ10余年で、これだけの実績を獲得している理由が見える気がします。

建築実例による本体価格

 

①千葉県 木造2階建て(ローコスト住宅)
敷地面積:40.9坪
延床面積:35.6坪
家族構成:夫婦、子供1人
間取り:3LDK
本体価格:1,500万円~1,999万円(42.2万円~56.2万円/坪)
特徴:オープンLDK、書斎、オープンキッチン、キッチン→パントリー→水回りと一直線に結んだ動線など

②福岡県 木造2階建て(ローコスト住宅)
敷地面積:37.8坪
延床面積:94.8坪
家族構成:夫婦、子供3人
間取り:4LDK
本体価格:1,500万円~1,999万円(39.7万円~52.9万円/坪)
特徴:オープンLDK、吹抜け、インナーガレージ(バイク置き場)、和室、ホームシアター、収納充実など

③千葉県 木造2階建て(ミドルクラス住宅)
敷地面積:39.8坪
延床面積:40.0坪
家族構成:夫婦、両親、子供2人、犬2匹
間取り:5K以上
本体価格:2,000万円~2,499万円(50.0万円~62.4万円/坪)
特徴:2世帯住宅(メゾネット型)、耐震・制震、オール電化、玄関2ヶ所など

④千葉県 木造2階建て(ハイグレード住宅)
敷地面積:148.8坪
延床面積:79.0坪
家族構成:夫婦、子供2人
間取り:3LDK
本体価格:4,000万円~(50.7万円/坪~)
特徴:耐震・免震・制震、ビルトインガレージ(車、釣り船用)、高気密・高断熱、オープンLDKなど

標準仕様にはどんなものが付いているの?

それではアイ工務店が手掛ける住宅の標準仕様についていくつか解説していきます。

■長期優良住宅仕様
アイ工務店が立てる住宅には、顧客のニーズごとに5つのラインナップが用意されていますが、どれも長期優良住宅仕様となっているのが特徴です。長期優良住宅仕様とは、2009年に国土交通省が定めた認定基準をクリアし長期的な住まいを可能とした住宅のことを指します。さらに、住宅性能を示す「住宅性能表示制度」においても、耐震等級や劣化対策等級などの7項目で最高等級相当の品質を確保するなど、一般的な長期優良住宅仕様とは一線を画す住宅を提供しているのが最大の魅力と言えるでしょう。

■設備面の標準仕様
キッチン、バス、洗面台の標準仕様は、タカラスタンダード・TOTO・リクシルの3メーカー、トイレはTOTO・リクシルの2メーカーからそれぞれ選択できるのが魅力です。
キッチンは機能性の高いアイランドキッチン、トイレは自動洗浄機付きの便器、バスでは掃除がしやすい構造の浴室を設置できるなど、比較的高いグレードのメーカー商品を選択できるようになっています。

■省令準耐火構造
屋内の壁・天井には、約15分以上の耐火性能がある石膏ボードなどの準不燃材を開いて被覆し採用。また、隣家の火災が起きた場合、延焼によるもらい火を約30分以上防ぐ不燃材料に認定された外壁材を使用しています。これにより、消火や避難時間を稼ぐことができ、火災保険の料金が半額になるなどの利点があります。

■24時間セントラル換気システム
温度差の少ない熱交換タイプの換気システムを採用。空調ロスもなく快適で清潔な空間で過ごすことができます。

■硬質ウレタンフォーム断熱
断熱材にはグラスウールに比べて断熱性が高く、長期間安定した機能を発揮する硬質ウレタンフォーム断熱を標準採用。外部からの騒音や階上階下の物音を最大限に吸着・シックハウス症候群の原因物質も含まれていないなど、心にも体にも優しい環境型の断熱材です。

この他にも、標準仕様のものが複数用意されています。お近くに展示場や事業所がある場合は、他にどんな標準仕様があるのか確認に訪れてみるのも良いでしょう。

アイ工務店でお願いするメリットやデメリット

数ある工務店の中で、アイ工務店に頼むメリットはあるのでしょうか?デメリットを含めお話していきますので、工務店選びの参考にしてみてください。

<メリット>

・標準仕様が優秀
全プラン長期優良住宅仕様をはじめ、各種水回り設備の選択や断熱材・最新の換気システムなど、標準仕様されているものが豊富な点が一番のメリットと言えるでしょう。ローコスト住宅ではコストを抑えるために工法が限られる・設備面が期待できないということが往々にしてありますが、アイ工務店ではグレードの高い住宅づくりを叶えてくれます。

・適質価格で自由設計が可能
アイ工務店では限られた予算や面積の中で、顧客の願望を最大限叶えるべく2つの設計基準寸法を取り入れています。
91cm、45.5cm、22.75cm単位で設計する「尺モジュール」と、100cm、50cm、25cm単位で設計する「メーターモジュール」と、ニーズに沿った設計が可能です。

また、リビング・居室・収納など寸法が取りづらい内部空間においては、1mm単位の尺度で設計してくれます。

・ローコスト住宅ではなく、適質価格の住宅
アイ工務店では、適正な品質と価格が両立した「適質価格」を追求し、大手ハウスメーカーの約70%の価格を目指し3つの施策を実施しています。

営業を希望しない顧客には営業しない・必要以上の広告や宣伝費をかけない・資材や設備の一括仕入れによる低コストの実現と、徹底的に無駄を省き必要経費にお金をかけすぎないことで顧客に高品質な住宅を届けられるということでしょう。

・アフターサポートの充実
建てた後の構造を保証してくれる「住宅瑕疵担保責任保証」が、一般的に10年のところ、初期保証で20年間付いてくるのが安心点。さらに、1件につき最大5000万円まで保証してくれる地盤保証システム・10年間の住宅設備保証も付いてきます。

家は建てて終わりではなく、むしろ家を建てた後が重要です。その点アイ工務店は、まさに始まりから終わりまでお任せできる工務店と言えます。

・値引きしてくれる場合がある
どのハウスメーカーでも同じことが言えますが、値引きに応じてくれる会社がほとんどです。アイ工務店でも十分可能性はあるでしょう。特に、決算期(6・12月)に合わせて交渉する・ローコスト住宅を売りにしている他社の見積もりを見せてみるなど、アイ工務店側の商魂に訴えかける方法も効果的です。

また、担当営業と仲を深めておくと後々交渉しやすくなります。実際、「オプションをおまけしてもらえた」という方もいるので、営業との関係性は大事にしましょう。

<デメリット>

・会社が新しい
創業が2010年なので、ハウスメーカーの中では若い会社と言えます。サービスの提供エリアに関して、東北エリア・北海道エリアなど、カバーできていない地域があるのが残念です。しかし、事業所や展示場は年々増えており着工数も着実に伸ばし続けていますので、これからに期待できる会社と言えるでしょう。

・営業担当が不慣れな場合がある
会社が新しいので、営業担当をはじめとした職員に家づくりのノウハウが蓄積されていない可能性があります。家を建てるときに担当が頼りないと、思わぬトラブルを招きやすくなります。結果イメージと違う家が完成したとあっては目も当てられません。万が一、営業と合わないと感じたら変更を申し出るのも一つの方法です。

アイ工務店の口コミや疑問

最後に、「アイ工務店で家を建てたいけど迷っている」という人が抱える疑問、口コミや評判をご紹介していきます。

アイ工務店は安いと聞きますが
その分、保証などはあるのでしょうか?

何かカラクリがあるのでしょうか。
対応が悪いと建てた何人もの人に聞きました。

引用元:ヤフー知恵袋

アイ工務店の保証は、初期保証が20年・最大5,000万円の地盤保証システムが20年・10年間の住宅設備保証が標準仕様として付いてきます。初期保証期間でみると同業他社の中では、中程度の長さです。短すぎるとは言えず、他の保証面が充実していることから施主が何にこだわるのかが問題となってきそうです。

対応が悪いという点は、新進気鋭のハウスメーカーであり営業の育成が十分行き届いていない可能性があります。着工件数は順調に伸びているので、それだけ営業も育ってきているということではないでしょうか。それでも、フィーリングが合わない場合は、別の営業や上司に相談してみるのも1つの手です。

アキュラホームとアイ工務店の2社で検討しております。
同じような方でどちらかに決められた方がいらっしゃいましたら、決めてとなったポイントを教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

引用元:ヤフー知恵袋

こちらの方は、同じくローコスト住宅を推しているアキュラホームとの2択で悩まれているとのこと。どちらも価格に差がないのであれば、オプションの豊富さ・保証面・どこに特徴があるのかが重要となってくるでしょう。例えば、アイ工務店であれば標準仕様が豊富で設計に融通が利く・アキュラホームであれば免震技術が得意です。

住んでいる地域や家族構成によっても求めるものが変わってくると思いますので、どちらがより希望を満たしてくれる会社なのかよく見極めるようにしましょう。

ハウスメーカー決めをしています。
アイ工務店で見積もりをしてもらったんですが正直高いなとしか思えないんですが、アイ工務店ってこんなものなんでしょうか??
もっと安いと思って期待していたのでがっかりしてます。

引用元:ヤフー知恵袋

こちらはローコスト住宅を中心に探している方の投稿のようです。坪単価だけで言うと、アイ工務店よりも安価な値段でやってくれるところはあります。しかし、坪単価の安さだけ見るのではなく、標準仕様の豊富さやグレード・担当の人柄・アフターフォローなど、さまざまな側面を比較し決めるのが良いでしょう。

希望の間取りが2階広めが希望なので鉄骨での注文住宅で検討していますが
パナ、ダイワ、トヨで悩んでいますあと、木造でこの間取りが可能といってくれたアイ工務店も気になっています

ただ、アイ工務店は安いのですが、歴史が浅くレビューも少ないのであまり参考になるものがなく、どうかなと思っています。

引用元:ヤフー知恵袋

アイ工務店の強みの1つである、内部空間における1ミリ単位での自由設計が活きた投稿でした。工務店によって得意とする要素が違うので、必ずしも希望が通るとは限らないのが家づくりの難しいところです。

アイ工務店は創業から日が浅く不安に感じてしまう方も少なくありません。その中でも、着工数や営業所・展示場の増加など実績を上げ続けている点は安心感につながるのではないでしょうか。

まとめ

 

家づくり

今回は、アイ工務店の標準仕様・価格・メリットなどをご紹介してきました。特に目立ったのは、標準仕様が豊富である点です。ローコスト住宅を目指すと設備面のグレードダウンやオプションの取捨選択など、諦めなければならないことがどうしてもついて回ります。

しかし、アイ工務店では充実したオプションや優秀な標準仕様により幅広い方の希望をカバーできている印象を受けました。
確かに創業から日が浅く不安になってしまう方がいるのも事実ですが、ここ数年で積み重ねてきた実績は目を見張るものがあります。

今後は、サービス提供エリアの拡充・新規展示場の開設など、さらなる飛躍が期待される工務店と言えるでしょう。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。