注文住宅のキッチンづくり!あると便利な設備7選!
ひとくちにキッチンといっても、蛇口や収納の種類によって家事にしやすさは大きく変わります。注文住宅を建てるなら、高機能な設備や使い勝手の良い設備を取り入れて、賃貸や建て売り住宅にはないオリジナルのキッチンを作りましょう。
今回は、キッチンにあると便利な設備を、全部で7つご紹介します。
この記事の目次
タッチレス水栓・シャワー式水栓
1つ目の便利設備は、タッチレス水栓・シャワー式水栓と呼ばれるタイプの蛇口です。
商業施設ではおなじみの「手をかざすだけで水が出てくる蛇口」も、家庭用のキッチンに導入できます。家庭用のタッチレス水栓は、手をかざすだけで水のオンオフを操作可能。調理中で手が汚れていても、蛇口周りを汚すことなく水道を使えるのです。
また、蛇口のノズルが蛇腹式になっており、必要に応じて引き出して使えるタイプの水栓も便利。シャワー式水栓なら、通常の蛇口だと水を出しても届きづらい場所へ直接水を当てることができます。シンクの掃除や大きな鍋などを洗う際に役立ってくれるでしょう。
IHクッキングヒーター
キッチンのコンロには、IHクッキングヒーターをおすすめします。
一般的なガスコンロは構造が複雑で段差も大きいため、料理中に鍋を噴きこぼしたり油がはねたりした際、掃除をするのが大変です。その点、IHクッキングヒーターは天板が真っ平らになっています。噴きこぼれや油跳ねでコンロが汚れても濡れ布巾などで拭けば簡単にきれいにできますし、鍋やフライパンをごとくに乗せる際にバランスを崩し、中身をこぼしてしまう心配もありません。
かつては、IHクッキングヒーターは火力が不足すると言われていた時代もありましたが、現在主流のIHクッキングヒーターは火力も十分なものになっています。IHの導入に合わせて家中をオール電化にしてしまえば、ガス代がかからなくなるのもポイントです。
可動式の吊戸棚
使い勝手の良いキッチンを作るうえで重要なのは、収納を確保しつつ使い勝手を損なわないこと。
その点、可動式の吊戸棚なら、普段は邪魔にならないキッチンの上部に荷物を収納しておいて、使うときだけ目の前に戸棚を下ろせます。
非可動式の吊戸棚と違って、荷物を出し入れする際に脚立や足場等を用意する必要もありません。
電動式の吊戸棚ならボタンひとつで棚を出し入れできるため、力の弱いお子さんや女性も安心です。
また、地震などの強い揺れを感知した際に自動で可動部分がロックされる種類もあり、地震対策も充実しています。
手軽に開け閉めできるフロアキャビネット
キッチンのフロアキャビネットは、開け閉めのしやすいスライド収納タイプを選びましょう。
スライド収納タイプのキャビネットは、ドアタイプのキャビネットに比べて、奥側に片付けた荷物の出し入れがしやすいです。ほんの少しの力で開け閉めできるタイプにしておけば、大量の鍋や食器を収納していても、楽に片付けや配膳をすることができます。
また、スライド部分にショックアブソーバーや油圧式のダンパーが使われているキャビネットもおすすめ。引き出しや扉を勢い良く閉めてもゆっくりと戻ってくれるため音も静かですし、不注意で指を挟んでしまうといった事故も起こりません。
自動洗浄機能つきのレンジフード
キッチンでもっとも汚れるのは、料理中の油や煙の影響を受けるレンジフードや換気扇周りです。年末の大掃除が近づくにつれて、油汚れでベタベタになった換気扇を掃除したくないと憂鬱になってしまう人もいるでしょう。
しかし、自動洗浄機能がついたレンジフードを購入すれば、簡単なメンテナンスだけできれいな換気扇やレンジフードを維持できるのです。
パントリー
あると便利なキッチン設備として、忘れてはならないのがパントリー。
冷蔵・冷凍保存の必要がないお米や小麦粉、パスタ、インスタント食品などをまとめて収納しておけば、その分、キッチンを広く使えます。災害時に備えて水や食料を備蓄しておいても良いですし、調味料や食料品の買いだめもできます。料理が好きでさまざまな食品や調理器具を使い分けたい人、買いだめ派の人は、ぜひパントリーの設置を考えましょう。
食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機は、面倒な皿洗いを時短できる非常に便利な設備です。洗い物に割く時間がなくなれば、その分、家族の会話時間を増やすことができますし、洗剤や冷たい水で手が荒れてしまう心配もありません。
最新式の食器洗い乾燥機は洗浄力も高いですし、ノックで扉の空くタイプなら食器洗い乾燥の扉を汚さずに使えます。また、ビルトインタイプの食器洗い乾燥は、扉を閉めてしまえばデザインの邪魔にならない点も強みです。
まとめ
キッチンの設備は使用頻度も使う時間も長いため、カタログスペックや見た目だけで決めると後悔してしまうでしょう。
「キッチンにどんな設備があると便利なのか見てみたい」「おしゃれなだけでなく、自分に合った設備を知りたい」人におすすめなのが、施主のこだわりが詰まった家を見学できる完成見学会への参加です。
家づくりの先人たちはどういう点に悩んだのか、どうしてその設備を入れたのかを質問できる完成見学会を上手に使い、本当に使いやすい自分に合ったキッチンをつくりましょう。
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