注文住宅の間取り決めは難しい!失敗談/後悔/改善点をまとめてみた!
注文住宅は自分の思うように間取りを考えられることが魅力。
ですが、間取りに関する失敗談や後悔した経験は少なくないようです。
一体どのような失敗が多いのか、また後悔しない間取りにするための改善ポイントをまとめてみました。
注文住宅の購入を検討されている方は参考にしてみてください!!
この記事の目次
玄関の失敗談&改善点
玄関の失敗談
玄関の失敗談として多いのが広さや収納スペース、採光、汚れやすさなどでの失敗ケースが多いようです。
代表的な失敗談を記載しておきます。
・通り道だからと少し狭く設計したら予想以上に置くものがあり、物を置く場所が足りない
・すっきりした空間にするために細長い壁面収納にしたら手が届かず使いづらい
・窓がなくて昼間でも電気の点灯が必要
・清潔感を目的に白で統一したら汚れが目立ってしまった
玄関の改善点
玄関も間取りを考える上で改善したいことは、収納と広さの2点です。
スッキリした玄関にするためにはものを散乱させない空間にすることが大事です。
靴以外に土間収納の役割もあるので、どちらの収納可能なラックやクロークの設置を考えてみましょう。
また、来た人が玄関で詰まったり、採光が取りづらかったりすることを回避するために、広さは狭くしすぎないように注意してください。
砂埃が入りやすい場所なので汚れが目立ちにくい色のタイルや壁、もしくは手入れしやすい素材を採用がおすすめです。
リビング・ダイニングの失敗談&改善点
リビング・ダイニングの失敗談
リビングやダイニングの失敗ケースは、生活動線に関するものが多く挙げられます。
そのため、リビング・ダイニングの間取りは生活動線を意識することがポイントでしょう。
代表的な失敗談は以下のようなことが挙がっています。
・リビングを通過しないとお風呂場やトイレなどに行けない
・吹き抜けにしたら冬は寒くて、夏は1階が暑い
・家具が配置しづらい
リビング・ダイニングの改善点
吹き抜けのリビング・ダイニングは開放感や採光が取りやすいメリットがありますが、熱は上に溜まる特性を持つので冷暖房が効きにくく、光熱費が増えるデメリットがあります。
また、吹き抜けした部分は2階部分の空間として利用できなくなります。
開放感を求める場合はスキップフロアにするだけでも開放感が高まり、ステップ下を収納スペースに活用可能です。
また、家族団らんを過ごす部屋なのでお風呂やトイレなど他の部屋との移動動線も配慮しましょう。
他にもどの家具を設置するか決めた上で間取りを考えていくことも大事です。
キッチンの失敗談&改善点
キッチンの失敗談
注文住宅でこだわることが多いキッチンでは、料理をする上で気になった点が失敗談として多くみられます。
・オープンキッチンにしたら臭いが他の部屋に広まる
・I型キッチンだとリビングから丸見えで来客時に困ってしまった
・食器棚や冷蔵庫などの配置しづらい
・キッチンで動きにくい
キッチンの改善点
キッチンの間取りを考える時は実用性を意識することが大事です。
キッチンの形は色々あるので、冷蔵庫や食器棚をどこに配置するかによってキッチンでの動きやすさは変わってきます。
基本的にコンロ、シンク、冷蔵庫の3つを三角形でつなぐように配置すると、バランスの良い動線になるとされています。
複数人で調理するケースもあるので、必要に応じて数人一緒に並んでも動きやすい広さで配置していくようにしてください。
オープンキッチンや気になる臭いは換気扇に頼るばかりではなく、室内全体の通気・通風を意識し考えましょう。
I型キッチンはリビング・ダイニングと直角に置き、カウンターなどで仕切りをつくると来客者にキッチンが丸見えの状態を回避できます。
トイレの失敗談&改善点
トイレの失敗談
トイレの失敗談は設置場所や数、洗面台の有無に関する後悔が目立ちます。
・予算の都合で2階に設置しなかったら、夜はわざわざ1階に下りなければならない
・リビングを通ってトイレに行かないといけないので、玄関からトイレまでの距離が長い
・1階と2階のトイレ内で手洗いするために洗面台を作ったが、1階はバスルームの洗面台やキッチンで十分だった
トイレの改善点
トイレは音や臭いは気にならず、来客者の目にも付きにくく、プライバシーが守れる場所に設置することをおすすめします。
例えば、人の出入りしやすいリビングや玄関付近、静かに過ごしたい寝室などに隣接するのは避けた方が良いでしょう。また、玄関や各部屋からアクセスしやすい場所に置くことも大事です。
室内に洗面台は来客が多い場合は設置してあると便利ですが、家族のみの使用となればトイレを設置する場所に応じて実用性を意識して検討しましょう。
バスルームの失敗談&改善点
バスルームの失敗談
バスルームの失敗談は配置する場所や設備選びで失敗するケースが多くみられるようです。
・生活が2階中心なので2階に設置したら、子どもが汚れたままの状態で上に上がってくるようになってしまった
・黒いバスタブは高級感があるけど汚れやすい
・北側に設置したら換気扇だけは湿気がとれない
バスルームの改善点
バスルームは湿気がこもりやすい場所です。
北側など日差しが入りにくい場所に設置すると換気扇だけでは湿気取りが不十分になるでしょう。
また、子どもがいる家庭は外遊びや部活動で汚れて帰宅するケースもあります。
そのため、バスルームを2階に設置する場合は1階に手洗い場など汚れを落としてから上がれるように工夫することが大事です。
お風呂は毎日使用するものなので安全性や使いやすさ、掃除のしやすさなども意識し、予算をあまり削らないことがポイントでしょう。
子ども部屋・寝室の失敗談&改善点
子供部屋・寝室の失敗談
子ども部屋や寝室は騒音への配慮や空間の広さに後悔するケースが多く、次のような失敗談が多いです。
・子ども部屋と寝室を横並びにしたら騒音が気になった
・日差しの良さから人や車通りの多い道路に面する方位につくったら、騒音がうるさくて失敗
・部屋が狭かったり、2面窓を付けたりしたせいで家電や家具が配置しづらい
子供部屋・寝室の改善点
まず、子ども部屋は広すぎても狭すぎても落ち着かないので6畳前後が理想的です。
そして、少し狭くなっても収納スペースは確保しましょう。
寝室は快眠できる環境を重視して考えることが大切。人通りや車通りの多い道路側、玄関の横、2階トイレの真下などは避けた方が良いです。
子ども部屋からの騒音が気になる場合は寝室と子ども部屋を向かい合わせにする、部屋同士に収納スペースを設けてワンクッション置くなどの工夫が求められるでしょう。
また、東側は強い日差しが早朝に入り込む時期もあるので、窓の設置は控えた方が快眠には良いと言えます。
配線・コンセント・スイッチの失敗談&改善点
配線・コンセント・スイッチの失敗談
配線やコンセント・スイッチは注文住宅を作る上で意外と忘れがちなポイント。
失敗談としては以下のような失敗談がみられます。
・照明スイッチの位置がドアから遠い、分かりづらい
・コンセントが足りない
配線・コンセント・スイッチの改善点
注文住宅は間取りを考えると同時に、コンセントの数やスイッチの位置も決めることができますが、設置する数や位置を間違えると後々後悔することになります。
配線関係を考える際は生活動線をイメージしながら配置するようにしましょう。
例えば、間取図に家具や家電の配置を書き込むとコンセントが必要な数や位置が分かり、全体的なバランスが分かれば照明スイッチの設置場所も選びやすくなります。
また、インターネットを利用する場合はどの部屋にLANケーブルを引いたり、無線ルーターを置いたりするのか、インターネット回線や電話線なども一緒に考えておくと失敗を減らすことができます。
最後に
注文住宅では試行錯誤を繰り返して間取りを決めていきますが、それでもやはり失敗はつきものと言えます。
ただ、失敗を最低限に抑えることで注文住宅に対する満足度を高めることは可能です。
理想も大事ですが、まずは実用性や生活動線を重視し、設計士と共にメリット・デメリットを明確にしながら設計プランを立てていくようにしましょう。
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